Vol.107 part 1 小樽市内観光

                           文:TSOC Webmaster
 いよいよ北の大地を去らねばならない朝を迎えました。遠足に向かう小学生と化したようで、この日も夜明け過ぎに目覚めてしまった・・・(+_+)
 午前中shinji-fさんの案内で軽く小樽市内を案内(観光)して頂きました。羽田へ向かうおっさん二人組みが乗る便の都合上(12:30発の一時間前集合)限られた時間内での観光となってしまったコトが口惜しい・・・
 07:30過ぎshinji-fさん宅を出て小樽港へ向かい、観光スポットである小樽運河にそって車を流して頂いた。
 観光シーズンとなっているとは言え、08:00過ぎのこの時間、運河沿いには多数の観光バスが停車して多数の年配の男女が闊歩しているのには驚いた。やはり年寄は朝が早いというワケなのか? 
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 主な施設の開館時間(10:00~11:00)に訪れることが出来ない事情があって、裕次郎ミュージアム等は施設の看板を確認して回るくらいしか出来ないので、三日間を有効に使えない格安ツアーを利用するには、日数をそれなりに余裕を持たせるか、短い時間を有効に使えるよう料金を追加して行動しなければならないことを自覚しました。
 俄か鉄おっさんの希望が入れられて小樽交通記念館に向かいました。
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 一度施設の周囲を周ってから入口建物に向かってガッカリ・・・「平成18年度中のリニューアルオープンを目指しています」と記された看板が虚しさを漂わせていました。
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 この辺りの事情をshinji-fさんから伺ったところ「これまでの運営に問題がありすぎて再開の見込みはかなり薄い」とのことでした。
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 せっかく良いモノ(史料価値の高い施設と車両)があるのにも関らず、ありがちなお役所的運営手法で赤字を膨らませて行ったらしい。
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 雨ざらしで遠目にも赤錆びが目に付く車輌、割れたガラス窓をベニヤ板で塞いだだけのレンガ造りの機関庫等々目に余る放置プレイには怒りさえ覚えた。遠からずヤンキー御用達のナイトスポット化とするのは火を見るよりも明らかでしょう。
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 「ここで古い車を集めたイベントを開きたかった」と口惜しそうに話すshinji-fさんにも寂しさが漂っていました。
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 今は文化遺産国宝のと認定されている神社仏閣の類の建造物と、戦後~'60年代の古い車も共に道具として生まれて来たことに変わりがないと思っている者としては、同じ道具であるけれども歴史的価値が非常に高い鉄道関係が、このような状況に置かれているのは残念でたまらない。残り時間があまり無いこともあって次の観光スポットへ向かう。
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 次に向かったのは小樽オルゴール堂09:00が近いこともあってここと周囲の土産物店は開店準備中となっていた。ここで懐を具合を見て土産物を少々入手する。
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 小樽オルゴール堂を後にして小樽駅に向かう。緑の窓口で10:04発新千歳空港行き快速エアポート104号Uシート(指定席)入手してから、駅の右側に軒を連ねる三角市場を案内して貰ったが、購買意欲が湧かなかったので早々に退去した。
 この頃から天候が徐々に回復してきて、晴間が覗くようになるに至っては恨めしさが募るのでした。もう一日余裕があればと後悔するのでした。
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 小樽駅駅舎を写す。遠くない将来、この駅舎も札幌駅のように建替えられるのだろうか?
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 駅舎正面入口の中央部分に設置された時鐘?と戯れるshinji-fさん。彼はこのを鳴らしましたよ(^^;
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 いよいよ小樽を発つ時刻がやってきました。shinji-fさんとは再会を約束して簡単な言葉を交わして別れるのでした。
 画像は、改札口の上部に設けられた灯り窓に並ぶランプ(風電灯)です。改札を潜りホームに上がって判ったのですが、小樽駅は山の斜面を利用して造られたらしく、このランプのある灯り窓は改札側の二階部分まで吹抜けになった高い位置に設けられいましたが、ホーム側では腰窓に当る位置に設置されていました。
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 いよいよ最後となる Vol.107 part 2 へと続く!

by tsoc_up15 | 2006-06-24 11:30 | 取材